広見小学校様 工場見学
鬼頭紙器 鬼頭です。
先日6/23日、広見小学校様が工場見学に来られました。
ブログに載せてはおりませんでしたが、実はすっかり毎年恒例となっております。
見学において毎年大事に考えているのは「実際に触れて体験してもらうこと」で
毎年生徒さんにイラストを書いて頂き、それを自分達の手で箱にするという作業をしてもらっています。
(画像にはありませんが…)
箱、特に貼箱というのは手で持った時に得られる感覚が大事な商品だと思っておりますし
何より「自分で作った」というのはお土産としても一番だと思います。
せっかくの機会ですので何かしら記憶に残して頂き
後々何かの糧となってくれたなら私もスタッフも嬉しく思います。
…しかし、どうやったら上手く伝わるか、みんな平等に体験してもらえるか
毎回試行錯誤を繰り返しで悩ましくもあります。
これを毎日繰り返されている学校の先生というのは凄いな、と終わるたびに感じていますw
箔押しについて
鬼頭紙器 鬼頭です。
本日は箔押しについて少し…
どれくらいの文字の大きさや線の太さがでるのか?とよくご相談される事があり
弊社ではテスト用の版を作って材質毎にテスト加工して見て頂いております。
↑これが箔版のデザインです。
右の数字が文字の大きさ(Q数)・線の太さになります。
こちらを実際に箔押し加工したものがこちらになります。
(写真が下手で申し訳ありません…)
いかがでしょうか?
いずれも文字の大きさ3ptはほぼ潰れていますし、線幅0.1ptは0.2ptより太く出てしまっています。
文字数4ptもやや厳しいですので、弊社では文字数5pt、線幅3pt以上をお勧めしております。
また、紙質や箔の種類でも乗り方が違ってきます。キレイに出やすい順としては、
【紙質】コート系>上質系>エンボス系(ザラついた紙)>和紙(繊維感が強いほどNG)
【箔色】ツヤ系>マット系>顔料系(白・黒等)
という順で、紙質は表面がツルツルなほど、箔色はメタリックな箔の方がキレイに乗りやすいです。
逆に繊維感のある和紙は乗りが悪い上に強めに押す必要があることから
箔版が潰れやすく数百枚程度で文字が潰れてしまったりしてしまいます。
和紙への箔押しは大きめにデザインするか、判読性は最初から度外視して
なんとなくのデザインとして割り切った方が良いかもしれません。
ここから更に紙の厚さ、版の種類、ベタ面や抜き文字の抜けやすさ、剥離トラブルやサビ(⁉)など
実は色々注意事項があったりします。
ご相談頂いた際はデザインや用途によってそのあたりは色々ご提示致しますので
ぜひ面倒くさがらず聞いて頂けますと喜びますw
UV厚盛り加工の貼箱
鬼頭紙器 鬼頭です。
本日は、少し前にご対応させて頂きました
UV厚盛り仕様の貼箱のご紹介です。
高価格帯の商品、ブランド等でよく見られる加工ですね。
主に組立式のトムソン箱などで使用されることが多いですが
貼箱では例が少ないように思います。
実際、材質も限られる上にある程度ロットがまとまっていないと
ご対応できないケースが多いですが…
今回ご依頼頂きました会社様と色々と検証しました結果
比較的小ロットでもご対応可能となりました。
…といいましても印刷+表面PP加工+UV厚盛り加工ですので
通常の貼箱よりはかなり割高ではありますが、
ご興味がありましたらぜひご相談ください。
モネ睡蓮のとき オリジナルティー用パッケージ作成させて頂きました
鬼頭紙器 鬼頭です。
しばらく更新をサボっておりましたが…また更新していこうと思います!
早速ですが、名古屋開催のモネ展で販売される名古屋限定商品
「PFLANZEN-APOTHEKE」様製オリジナルハーブティーのパッケージのご依頼を頂きました。
シンプルなデザインの箱を開けると内側には睡蓮の世界が広がります。
デザインは2種ありますのでお好きな方を、よろしければ両方お楽しみください(笑)
【モネ展について】
・展覧会名:モネ睡蓮のとき
・会期:2025年6月21日(土)~9月15日(月・祝)
午前10時~午後5時30分(いずれも入場は閉館の30分前まで)
・会場:豊田市美術館
・豊田展サイトへのリンク
https://www.monet2025-toyota.com/
【PFLANZEN-APOTHEKE(プランツェンアポテーケ)様】
Official site:http://pflanzen-apotheke.com
Instagram:https://www.instagram.com/pflanzenapotheke/
※PFLANZEN-APOTHEKE様、中京テレビ様の許可を頂き掲載、画像流用させて頂いております。
この場を借りて御礼申し上げます。
「香り墨 ASUKA」がJPDA2021銀賞を受賞されました
鬼頭紙器 鬼頭です。
昨年、ホソカワデザイン様のご依頼で製造させて頂きました
奈良県「錦光園」様の「香り墨 ASUKA」が
日本パッケージデザイン大賞(JPDA)2021にて銀賞を獲得されました。
少し遅れてのご連絡ですが、掲載のご許可を頂きましたので紹介させて頂きます。
本案件は個人事務所「ホソカワデザイン」の細川様からご依頼頂いた案件ですが
元々、錦光園様からのご依頼は全く別の商品企画だった所を
細川様が企画からの見直しを提案され、本案件のような仕様に変更されたとの事でした。
お打ち合わせを重ねる中で、本案件含めデザインからなるものづくりの熱い想いを伺い
非常に良い刺激と大変なプレッシャーを感じながら取り組ませて頂きましたが
こちらもできる限りその想いを汲み取る形でご提案・対応させて頂いた仕様や仕上がりが
受賞の一助に関係できていたならば大変うれしく思います。
…単純に自分達の作ったものが賞を貰って喜んでいるだけでもありますがw
本貼箱の生産において注意した点、こだわりについて語らせて頂くならば
材料の設計や微調整、製造の際の精度の追求はもちろんとして、
箔押し部分の貼り加工が非常に大変な箇所でした。
手にとった際の質感にもこだわり、ある種の手作り感のような印象を持ってもらいたい為
箔押しをあえて深くしっかり、凹凸を感じるようにというご注文でしたが
いざ箔押しした紙を貼ろうとすると凹凸が深すぎてニカワ(接着剤)がうまく乗らず
濃度、量、場合によっては手で塗り足す等の試行錯誤を行いながら製造致しました。
通常の貼箱でも箔押し周辺はニカワが乗り辛い事が多いのですが
この香り墨に関しては全面パターンでしかも柄が細かいのが大変でした。
しかし、それだけに手にとって頂いた際は単なる外装に留まらない
貼箱に大事な「手にとった際の印象」をしっかり伝えられる仕上がりになったと思います。
本製品は現在も販売中との事。(2020年11月現在)
錦光園様オンラインショップや、その他美術館や百貨店、セレクトショップでも販売中との事です。
興味を持たれた際はぜひ実物をご覧になってください。
私も拝見した際は、画像で受ける印象以上にディティールに力と意志の込められている
「生きた」仕上がりだと思い、更なるプレッシャーを受けましたw
錦光園様オンラインショップ https://kinkoen.shop/
ホソカワデザイン 様 http://hosokawadesign.jp/
鱗将棋用 貼箱
鬼頭紙器 鬼頭です。ずいぶんと期間が空いてしまいました・・・
その間、世の中は大変なことになってしまいました。
一刻も早い経済回復を祈りつつ、今は頂けるお仕事を一つ一つ大切に
ご対応していくのが当社のできることだと思っております。
皆様大変とは思いますが、頑張って乗り切っていきましょう。
さて、以前ご相談頂きました新規案件について納品が完了し
販売を開始されたとの事で、掲載のご許可を頂いて
当社実績のご案内とお客様の宣伝(笑)をさせて頂きます。
「鱗将棋」という、爬虫類を模した将棋の駒ですが・・・
これは説明より画像を見て頂いたほうが早いと思います。とてもカッコいいです!
ストラップ用の紐も付いており、使用しない時は好きな駒を選んで
ストラップとして使うこともできるようです。
下記サイトにて販売しておられますので、興味を持たれた方はぜひ
こちらをご覧ください。
https://minne.com/@s-u-e(ハンドメイド雑貨で有名な通販サイト「minne」です)
箱については、貼紙は海外製のクロコ柄パール紙を使用しました。
ちょうど考えられていた駒の色とぴったりの色があり、ちょうど上手くマッチした思います。
中の仕切りは紙+フェルトですが・・・こちらはかなり細かな作業で大変でした。
数をこなすうちにキレイに作るコツが判ってはきましたが、
非常作業工程を説明しづらい、感覚的な仕事となってしまいました。
小ロットという事では問題ありませんでしたが、作業のオペレーション化はいつも頭を悩ませます。
こちらの商品、当初は春のデザインフェスタで販売予定との事でしたが、
イベントが中止になってしまいましたので、次回の秋が開催されるなら出店する予定との事です。
興味のある方はぜひ覗かれてみてはいかがでしょう?
5/21 中部経済新聞「明日への情熱」に掲載されました
鬼頭紙器 鬼頭です。
先日に引き続き、本日発売の中部経済新聞コラム
「明日への情熱」へ掲載されました。
内容は先日のものと似ておりますが、当社が今取り組んでおります
新しい素材を貼ってみたり、他社と協力して従来では製造の難しい形状の
箱の製品化にトライしてみたり、といったことを取り上げていただいております。
まだまだ事業化への道は長いですが、ひとつひとつ形にしていきたいですね。
今後もトライを続けてみます!
5/17 中部経済新聞 朝刊に掲載されました
鬼頭紙器 鬼頭です。
本日の中部経済新聞 朝刊に当社事業や新製品を取り上げた記事が掲載されました。
以前よりあまり貼箱に使用されない素材を貼紙として使用する、という
企画を考えて、折を見てお客様へご提案させていただいてたのですが、
今回は浅野鍛冶屋様からご相談頂きました包丁用の貼箱について、
前々から使用させて頂きたいと思っておりました丸重製紙様の紙を使用し
自然な和のイメージと高級感を両立させた貼箱をご提案し、採用して頂きました。
どこかで何かしら形にしたい、と思っておりました素材が形になり
このような形で取り上げて頂きうれしく思っています。
商品はまた後日、画像を上げさせて頂きます。
浅野鍛冶屋様、丸重製紙様、記事化に際しご快諾頂きありがとうございました!
コルクを貼ってみた
鬼頭紙器 鬼頭です
サンプル用にコルクの素材を頂いたので、試し貼りをしてみました。
平和紙業様の紙見本にもある、面白い材料ですが
とにかく厚いので貼れるかどうか疑問でした・・・
貼れました。なんとかなるものですね。
裏側の重なる部分が厚くなりすぎて接着できるか不安でしたが・・・
四隅の折込加工はキチンとしないといけないので、量産には不向きかもしれませんが
質感は面白いですのでどこかで活用したいですね。
レザーのような質感の紙
鬼頭紙器 鬼頭です。
昨日、竹尾の営業の方から新商品を紹介して頂きました。
レザック16という紙ですが、エンボス感がレザーのようで
レザーより安価で高級感を演出できそうです。
また、蛍光色などの変わった色があるのが面白いですね。
kg数的にはかなり厚いので、貼れるかどうか心配ですが・・・
一度サンプルを作ってみようと思います。
印刷を乗せてみたいのですが、うちのプリンタでうまく印刷できるだろうか・・・