Jun 26, 2025
箔押しについて
鬼頭紙器 鬼頭です。
本日は箔押しについて少し…
どれくらいの文字の大きさや線の太さがでるのか?とよくご相談される事があり
弊社ではテスト用の版を作って材質毎にテスト加工して見て頂いております。
↑これが箔版のデザインです。
右の数字が文字の大きさ(Q数)・線の太さになります。
こちらを実際に箔押し加工したものがこちらになります。
(写真が下手で申し訳ありません…)
いかがでしょうか?
いずれも文字の大きさ3ptはほぼ潰れていますし、線幅0.1ptは0.2ptより太く出てしまっています。
文字数4ptもやや厳しいですので、弊社では文字数5pt、線幅3pt以上をお勧めしております。
また、紙質や箔の種類でも乗り方が違ってきます。キレイに出やすい順としては、
【紙質】コート系>上質系>エンボス系(ザラついた紙)>和紙(繊維感が強いほどNG)
【箔色】ツヤ系>マット系>顔料系(白・黒等)
という順で、紙質は表面がツルツルなほど、箔色はメタリックな箔の方がキレイに乗りやすいです。
逆に繊維感のある和紙は乗りが悪い上に強めに押す必要があることから
箔版が潰れやすく数百枚程度で文字が潰れてしまったりしてしまいます。
和紙への箔押しは大きめにデザインするか、判読性は最初から度外視して
なんとなくのデザインとして割り切った方が良いかもしれません。
ここから更に紙の厚さ、版の種類、ベタ面や抜き文字の抜けやすさ、剥離トラブルやサビ(⁉)など
実は色々注意事項があったりします。
ご相談頂いた際はデザインや用途によってそのあたりは色々ご提示致しますので
ぜひ面倒くさがらず聞いて頂けますと喜びますw
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